講演会が行われました。

2012.01.30

1月20日(金)さくらんぼ会主催の講演会が体育館で行われました。

小雨で寒い日でしたが、約100名の保護者が集まりました。

講師に筑波大学大学院人間総合科学研究科教授で教育学博士、臨床心理士の徳田克己先生をお招きして「子どもの心を強くする育て方の秘けつ」の講演をしていただきました。

~講師紹介~

子どもたちが笑顔で生き生きと過ごすことを目指し研究実践に取り組む。幼児を持つ親、保育者からの相談は年間1,000件以上、講演会は100回以上にのぼる。最近はディズニー映像の教育的効果や『クレヨンしんちゃん』の分析などの実践研究を手がけている。

著書『親を惑わす専門家の言葉』(中公新書)

  『伸ばせる親はここが違う!お母さんがうなづいた数だけ子どもは伸びる』(PHP研究所)

  子育て情報誌クルールにて『子どものココロ』評連載中!!

 

講演会での話を少し紹介させていただきます。

 

子どもは失敗をして育ちます。上手に失敗の経験をさせてあげることが大切です。

このような場面はどうですか?

子どもが転ぶ→泣く→親に助けを求める→すぐ大人が手を差し出すのではなく→待つ→子どもに耐える力をつけてもらいたいから→がんばったね!強かったね!と受け止めて共感する

幼稚園は人生で初めて行う活動が多い。幼稚園はケガをするところ。幼稚園はけんかをするところ。それらをどうすれば予防できたり、解決したりすることができるか?を考え、学ぶところ。

 しかる時は、危険なことをした時や人に迷惑をかけた時などです。子どもをしかる時は、短い時間でハッキリ(具体的に)伝えましょう。子どもが、がまんして話を聞くことができるのは5分ぐらいです。早く終わらないかな・・・次に何して遊ぼうかな・・・など違うことを考えだしたり、何も考えていない状態になる。そこへお母さんが「聞いてるの?」と言う問いかけに、その場しのぎで答えをいうことがある。

 

 うなづくことが大切です!!

保護者が、うなづいた数だけ子どもが育つ。自立を促します。小3ぐらいから、いじめが起きることがある。

いじめられた子ども→やめろよ!やだ!(自己表現)→反撃するからやっかい→いじめない

お父さん、お母さんがついているから大丈夫!(安心感)→しっかりと自己主張ができる。

心配なことがあったら・・・

子どもの発達に関する不安は、先生、行政の相談機関、医療機関などに相談しましょう。

少しでも早く、子どもの悩みに気づいて、対応することが必要である。

 テレビについて

テレビから考えるくせがつけられるようになるとよい。15分に1度ぐらい「どうしたの?なんで○○なの?」などと説明をしてもらう。テレビの内容を深く見るようになる。言葉の数を増やすことができる。間接的に体感できる。イメージを膨らませることもできる。

メリハリをつけましょう。

子どもが自分自身で目標をたて、ホワイトボードなどに書き、計画的に実践することが望ましい。しかし子どもは目標を非常に高く設定することがあるので、達成できる内容が良い。

ゲームは時間管理がポイントである。

「ゲームをやりたい!」だからガマンができたり、がんばれる。

 

子育ての極意は、いろいろなことを試すことである。

カテゴリー:園だより, 更新情報

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